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特別コラム 2020.06.26

「ウイルスの正体って何!?
ウイルスを正しく理解し、正しい予防を心掛けよう」

私たちの目には見えずとも、身の回りには数えきれないほどの菌やウイルスが存在しています。

2020年、世界中にまん延した新型コロナウイルス感染症(COVID-19)。
その感染拡大によって多くの人が命を落とし、その脅威について世界中の人々が目の当たりにしてきました。

そして、未だ消息することのない新型コロナウイルス、それを含めた「ウイルス」という存在。
実はその正体が、生物ではないということを皆さんは知っていますか?

  ウイルスの正体

それは、何層もの脂質(脂肪)でできた保護膜に覆われたタンパク質分子(DNA)。
バクテリアなどの生物と異なりウイルスは殺めることができないため、殺菌剤や抗生物質の使用は効果がありません。

しかもウイルスは、人間の目や鼻、口の粘膜細胞などに付着すると、遺伝コードが突然変異を起こして倍々方式で増えていき人体を侵略していく恐るべき存在です。

本来、ウイルスはたんぱく質分子で構成されているため、非常に壊れやすい性質であるものの、何層にも覆われた脂質の保護膜がそれを阻むため、ウイルスを破壊するためにはまずそれを取り除く必要があります。

脂質の保護膜の破壊に有効とされている代表的なものとして石けんや洗浄剤が挙げられます。
石けんはたっぷりと泡立てながら20秒以上こする必要があります。
入念に洗う行為によってウイルスの保護膜が破壊され、たんぱく質が正体のウイルスは自然減衰、自然崩壊を招きます。

また、純過酸化水素水は石けん、アルコールなどの効果を長く持続させ、ウイルスたんぱく質の破壊を促しますが、その反面、皮膚を傷つける可能性がありますので注意が必要です。

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ウイルスの正体とその性質を正しく理解することによって、私たちの予防知識や予防対策がさらに深まります。
この記事をご覧いただいた皆さんが、ウイルスの正体とその性質をご理解いただき、家族や友達、恋人や大切な人を守る知識と行動習慣を取り入れていただけることを切に願っています。

  最後に

ウイルスの性質と正しい予防対策について幾つかご紹介させて頂きます。

● ウイルスを追い払うために衣服やスーツを振るのは逆効果

ウイルスは衣服などの表面に張り付いたままでは不活性の状態であるため、大きな脅威とはなりません。時間の経過とともにウイルス自体が勝手に分解してくれます。
しかし、不活性化状態のウイルスを無理矢理振り払ったり、ハタキなどで叩いて飛ばそうとすると、ウイルスは最大3時間は空気中に浮遊する恐れがあるため、そのことが原因で人の鼻などに付着して感染リスクが高まります。

● ウイルスは低温度の空間や湿った環境の中で残存する

エアコン効果で冷たい空気を入れ込んでキンキンに冷えた屋内や車内、または、湿っぽい場所や暗所などはウイルスの残存を促すには適した環境になります。
加えて、狭く混み合うようなスペースは人に害を及ぼすようなウイルスたちが多く集中している可能性が高いです。

ウイルスの密集リスクが高いスペースや環境では特に、鍵、ドアノブ、スイッチ、リモコン、携帯電話、時計、パソコン、机、テレビ、トイレなどの物を使用する前や使用した後も手を入念に洗浄する必要があります。

その反面、乾燥した暖かい場所、明るい場所はウイルスの勢いを墜落させるには適した環境です。熱はウイルスを覆う脂質を溶かしてくれますので、25度以上の温かい水で手や衣服などを入念に洗浄することが有効的です。温かい水は石けんなどがより泡立ちを促してくれます。

● 紫外線ライトや光線はウイルスたんぱく質を破壊するのに効果的

酢酸や、アルコール度数が40%程度のウォッカやスピリッツなどでは、ウィルスを覆う脂質の保護膜を破壊することができません。ウイルスの脂質の分解に適しているアルコール度数は65%以上のものが適していると言われています。

一度使用したマスクを再利用する場合、マスクに付着した菌を殺菌するには紫外線ライトを使用するのが最も有効と言われており、ウイルスたんぱく質を破壊するのに効果的です。

ただし、肌のコラーゲンを破壊してしまう恐れもあります。ウイルスは健康な肌の中を通り抜けることは無いとされていますが、皮膚の弱い方や肌荒れを起こしている方には使用の際に注意が必要です。